猫とか

今日は見た目がいいだけの外国製品を買ったバカな消費者の長い愚痴です。

それは数年前の事。
今でこそ家電を買う前にはネットで価格とクチコミを調査するのが鉄則ですが、その頃はまだまだ世間知らずで、やっぱり毎日使う物だしね♪とブランドとＣＭだけを信用して安易に買ってしまった某社の掃除機。

確かに（えぇっ!?ていうほど弱い）吸引力が今も変わらないのはコピーどおり。
ヘッドを外さないと猫砂の粒一つ満足に吸えやしませんよ。
それなのに音はまさに騒音。
ホースが絡まってすぐに横倒しになるから、やたら重たい本体を片手で持ちながら家中を掃除して、やっと終わってもコンセントはボタンを押して一度に収納できた事はない。

では溜まったゴミを捨てましょうかねとフタを開けると自慢の遠心力で分離した粉末状のホコリが舞い上がり、奥に入り込んだ綿ぼこりは長い棒で掻き出さないと降りてこない。
そうこうしているうちに辺りに散らばり結局また掃除機で吸うというバカバカしさ。

本体自体は新幹線と同じ素材のプラスティックで無駄にしっかり出来ているようなので、乱暴に扱ったところで家の方が先に壊れそうなので最初の頃にそれは諦めました。

もう掃除の度に買い替えたいとは思いつつも、決して安くない買い物だったということもあるし、毎度の事なのでだんだんその不便さにも慣れてそれなりに使っていましたが、それでも早く壊れてくれれば新しいのが買えるのにと日々願ってたら今日ついにゴムのホースがちぎれました。

おそらくまた無駄に高いであろうパーツ購入するくらいなら今が買い換え時と思いつつも、掃除の序盤だったので、つくづく使えない奴めと舌打ちしながらちぎれ箇所をガムテープでぐるぐる巻きにしたら、何の不足もなくまた普通に吸えるようになってしまい、まあ使えるならまだ買わなくていいか・・と思ってしまった貧乏性な自分にもガッカリです。

今の国産のサイクロンはフィルターがわりテッシュペーパーを使えるからゴミ捨ても中のお掃除も楽々なんですってね。
クチコミと価格と見た目の好み、三拍子納得いく物が買えたらそれが一番ですが、見た目にこだわって肝心の使い勝手を妥協しなくてはならない買い物は愚かなことだとＤソンが教えてくれたよ・・・

そもそも掃除機なんて使わない時にはしまっておく物なんだから見てくれなんて無意味な事だと、数年前の馬鹿な自分を叱り飛ばしたい。
だってこうしてガムテープぐるぐる巻きにして使ってるくらいなんだからさ！